なごみ歯科クリニック|一般歯科、小児歯科、矯正歯科、審美歯科

なごみ歯科クリニック|武蔵野市・JR「三鷹」駅徒歩2分の歯科医院

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むし歯治療

-Caries Treatment-

むし歯治療

-Caries Treatment-

Caries Treatment  むし歯治療

Caries Treatment 虫歯治療

むし歯の成り立ち

象牙質やエナメル質のむし歯(う蝕)には多くの種類の細菌(Smutans/lactobacilli/actinomycesなど)が含まれています(McKay 1978)。
このような微生物が存在すると象牙細管を通して歯髄へ毒素が送り込まれます。これがむし歯(う蝕)です。

象牙細管の直径は1~2.5㎛と非常に小さく1㎟あたり15,000もの細管があると言われています(Harrington  1979)。
歯髄は免疫応答性が非常に低く、細菌の侵入を防御することが出来ないため、細菌感染はいずれ根管全体に広がり根尖周囲に病巣を形成します(Van Hassel 1971)(Heyeraas 1989)。歯髄や根尖歯周組織の炎症の原因は細菌感染です(Kakehashi 1966)。

むし歯は
 1.細菌
 2.外傷によるエナメル質と象牙質の崩壊(歯ぎしり、咬合性外傷などによるマイクロクラック)
の複合疾患です。

むし歯の再発予防

むし歯治療は、歯髄疾患発症の抑制を目的とした最も少ない費用で最も高い成果が期待できる保存修復治療です。
(ただし、最善最良の治療方法を選択した場合に限る。)

再発を抑え、健康な歯髄組織を長期間維持するためには次の3つがカギとなります。

①象牙質層の感染歯質を完全に除去し、象牙細管表層部を確実に除菌し、象牙細管表層をナノミクロン粒子で封鎖し、歯髄への細菌と毒素の侵入を防ぐ。
②封鎖精度の高い修復方法と修復物により、象牙質と口腔内環境を確実に遮断し続けること。
③新たなマイクロクラックが生じないようにかみ合わせや歯ぎしりの力の影響をコントロールする。

標準治療後、日々のセルフケアと定期プロフェッショナルケアにより、再治療にかける時間と費用の無駄は節約され、歯の早期喪失を最も効果的に予防することが出来ます。

これまで、再発に悩まされ次々と歯髄疾患となり抜歯に至った方は、むし歯治療の重要性と有効性を見直すことをお勧めします。
厳しい言い方ですが、ご自身が歯やむし歯を軽視している限り同じことの繰り返しです。

当院でのむし歯治療

当院では、皆さまに初回限定でむし歯の標準治療を体験治療として実施しております。
その後は標準治療(自由診療)か保険治療を行うか、あなたの希望に沿った方法で治療を行います。

虫歯治療は、虫歯になった部分を削り取り消毒して、プラスチックや金属の詰め物、被せ物をするのが基本です。虫歯がひどくなってからの治療では、削る部分が大きく歯の強度が弱まり、治療も大変なものになってしまうため、定期検診早期発見・早期治療が大切です。虫歯や歯周病、外傷などで歯を失ってしまった際に人工的で歯を補う行うブリッジ、入れ歯、インプラントなどの補綴(ほてつ)治療もおこなっております。

歯の構造

エナメル質

歯の一番外側にある、私たちの体の中で最も硬い組織ですが、酸に溶けやすいのが弱点です。外部の攻撃から歯髄を守る役割をしています。

象牙質

歯の主体となる部分で、エナメル質に比べて柔らかく、酸に溶けやすい部分です。象牙質まで虫歯が進行すると歯髄に刺激が伝わり、痛みが出ることもあります。

歯髄

歯の神経や血管が通っている部分です。冷たい・熱いといった歯に加わる様々な刺激をすべて痛みとして感じさせます。

歯の周りの組織/歯周組織

セメント質

歯の根っこの部分を覆う象牙質よりさらに柔らかい組織です。歯を歯槽骨の中に支える役割をしています。

歯肉

歯ぐきです。健康な死肉は薄いピンク色や淡い赤色をしています。歯槽骨や歯根膜を守る役割があり、炎症を起こすと腫れたり出血します。

歯根膜

噛み応えを感じる部分です。歯に加わる力が直接歯槽骨に伝わるのを和らげるクッションの働きをしています。

歯槽骨

歯を支えている顎の骨です。歯周病が進行すると歯槽骨が破壊され、歯が抜けてしまうことがあります。

むし歯の原因

虫歯は、プラーク(歯垢)に含まれるミュータンス菌などの虫歯菌が原因で発生します。虫歯菌は糖分やタンパク質をエサにして、酸を排出し歯を溶かして虫歯を作ります。

虫歯になりにくい人は、歯のエナメル質の耐酸性能が高い、唾液の殺菌作用が強い、元々持っている虫歯菌の量が少ない、といった理由が考えられます。

むし歯は、以下の3つの要素が原因であると言われています。

1.

歯質

歯の硬さや唾液の力が虫歯菌に対して抵抗性があるか。
歯質を強化するためには、歯の再石灰化を促進するフッ素入りの歯磨き粉を活用したり、よく噛むことで唾液の分泌を促進することが効果的です。

2.

細菌

プラーク(歯垢)や虫歯菌がどれだけ存在しているか。
虫歯菌の活動を抑えるために、しっかりとした歯磨きや歯科医院でのメンテナンスでプラーク(歯垢)を除去しましょう。

3.

糖分

虫歯菌のエサとなる糖分の量に問題はないか。
間食や甘いものを控えたりして、糖分の摂取量に注意しバランスの良い食生活を心がけましょう。

治療が必要な虫歯の状態と症状

C1 歯の表面(エナメル質)の虫歯

歯の表面を覆うエナメル質が虫歯菌の酸に溶かされて、限られた狭い範囲でに穴ができた状態。
光沢がなくなり白っぽくザラザラした感じになります。痛みやしみを感じることはありません。
必要最小限だけ歯を削り、詰め物をして治療が完了します。

C2 歯の内部(象牙質)まで進行した虫歯

エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が広がった状態。
虫歯の部分が黒く見え、冷たいものや熱いものを食べた時に痛みを感じます。
深部にまで進行している場合は、治療に麻酔が必要となります。

C3 神経(歯髄)まで進行した虫歯

虫歯がエナメル質と象牙質を溶かして神経(歯髄)まで達した状態。
激しい痛みを感じることが多く、膿が出たり、歯ぐきが腫れる場合もあります。
この段階まで進むと治療が終わるまで時間がかかるうえ、歯髄を取ると歯がもろくなってしまいます。

C4 残根状態(歯の根だけ残った虫歯)

歯冠部(歯ぐきから上の部分)がほとんど溶け、歯根まで虫歯が進行した状態。
歯髄(神経)が死んでしまい、痛みを感じなくなります。
ここまで進行すると抜歯しなければならないケースがほとんどです。